逆算したらもう余生

仕事、結婚、恋愛、すべてに疲れて混沌とする世界の狭間でひっそりと生きています。しばらくはブログ引越しの為、過去記事が多いです。

相席居酒屋

先日、昔高田馬場雀荘でともに働いていた10年来の友人たちと4人で永田町のビアガーデンに行って、近況報告といつもどおりの盛大な馬鹿話で盛り上がり、飲み放題なのに酒の注文が遅いから色目を使ってスパークリングワインをボトルでもらうという荒技まで発揮した。


で、2時間制だったため、時間に余裕があったもんだから、赤坂見附の相席居酒屋に行ってみようということになった。


「女性は無料」という情報だけで行ってみたら4人で入れる席がそもそもない上に、混んでいて2人しか入れないということで、純粋に婚活中でコミュニケーション能力があまり高くないFとKを送り込んだ。


その間、別の店でちょっと真面目な話をSとしていたら、わずか10分で相席屋組から「もう帰りたい」とLINEがきた。
よくわからないが、適当に切り上げてきていいよ、と指示を出し、その20分後くらいに相席屋から合流したら、なぜかFとKが激しく言い争っていた。


話を聞いたら、まず男がダメすぎた、と。
どうダメかと言うと、
見た目も冴えないサラリーマンが開口一番、盛り合わせの15cmのソーセージをプラプラさせながら
「こういうの好き?」
という下ネタをふってきたそうだ。
そこで、優しいFは愛想笑いでかわしたわけだが、Kは「あんな最低で面白くないギャグに笑ったりしちゃいけない」という主張で、今に至るそうだ。


たしかに、そんな絡まれ方は最低で、できることならチェンジなわけだがそんなシステムはなく、じゃあどうするのが正解なのかを議論し始めた。
個人的にはF同様、笑ってサラッとかわして別の話題を振るかなー、と思ったが、
雀荘で超モテかつ大手出版社勤務のSが、
「え〜、私長いのより太くて硬い方が好きですぅ」とか言えばいい、と。
要するに、女子的本音を可愛く言え、ということである。


私の場合、本音を言うのは得意だが、可愛く言うというのが本当に無理である。
世の中には、お目当ての人の前で酔ったフリをして甘える、という恋愛基本テクニックがあるらしいが、
好きな人とは駆け引きしないと決めているというポリシーもあるのと、
残念ながら、こちとらむしろ毎回酔ってないフリで必死である。


しかし、今回相席屋に行けなかったSと私はむしろ興味が増し、Fはコミュニケーション能力を学びたいということで、また別の機会にチャレンジしてみようということになった。