逆算したらもう余生

仕事、結婚、恋愛、すべてに疲れて混沌とする世界の狭間でひっそりと生きています。しばらくはブログ引越しの為、過去記事が多いです。

初回のセックスでやってはいけないこと

先日、婚活をがんばる友人(30代女性)に久々に会った。
もう数年の付き合いになるのだが、自分が高田馬場雀荘で店長をしていたときに働いていた後輩であり、良き友人でもある。
当時も今も、美人でいい子で、結婚願望もあるのだが、いろいろうまくいかなくてとうとう本気で婚活している。 どのくらい本気かというと、婚活業者に数十万払って相手を探している。

30すぎて結婚したいのにできない人は、正直その理由はちょっと話せばわかるくらい明確なケースが多いのだが、この子の場合、なんで独身なのか不思議。
ただ、答えもわりと明確にあって、
ひたすら男運が悪いのである。

まず、イケメンでやさしいけど資格の勉強をしている(無職)ヒモ男と7年も同棲していた。
しかもセックスしたいのにしてくれなかったという反動で、その後壮絶な不倫に走り、「リハビリが必要なんです!割り切ってますから!」といってセックスしまくった後に、まんまと本気で惚れて別れるのにえらく苦労した。仲間一同で「あんなに忠告したのに」と言いながら何度も慰めた。

ようやく本気で婚活を始めたようで、顔色もよくなり、まとっていた負のオーラは完全に消えていた。
話を聞いていたら、すでにいい人が何人かいるようで、本人的にはまあまあ誰でもいいから「装備は印鑑」を合言葉に婚姻届を待っているそうだ。

そのうちの一人で、某通信会社のコンサルで神楽坂の高級マンションに住んでいて、センスもよく、数回デートしたけどキスもしてこない紳士で、どうにも十分すばらしい。
しかし、初めて部屋にいった時に、当然ながらセックスになだれ込んだわけだが、そのセックスが微妙だったという。
思わず、「早漏?遅漏?インポ?包茎?ここまできたら多少のことには目をつぶれ」とアドバイスしたら、
「なんというか、私がドMという前提でことが進んだんです。」と。
詳しく聞き出したら、どうやらその男が、ことの最中にお尻を叩いてきたらしい。
それはたしかに深刻だ。

これが、事前に「ドMなんです」という情報を与えたとか、数回目のセックスだとかなら多少わかるが、
あくまで今まで紳士だった男性とはじめてキスをした日にセックスをして、その日にお尻をたたかれのだ。しかもまあまあの侮辱的な言葉付きで。
さらに寝相が超絶悪かったそうで、お泊まりなのに眠れなくて朝6時に脱走して思わず会社に行き、仕事をしていたらしい。とんだ社畜女である。
それ以来連絡をとっていないし、デートに誘われても実際仕事が忙しくて会えていないそうだ。

アドバイスとしては、
・寝相の悪さはベッドを分ければなんとかなる
・性癖を除けばかなり理想な結婚相手
・相手は「嫌われた」と思っているかもしれないから、つなぎとめておきたいなら自分から連絡いれとけ

くらいなこと。

ただ、その性癖が問題で、本人にしてみれば、本当はハードSMが趣味でお尻ペンペンはジャブだったかもしれないわけで、ここがダメなら本当にダメかもしれない、ということ。


最悪、風俗でその熱を発散してもらい、「自分には普通のセックスをしてほしい」ということを伝えるには、どうすればいいか、という話し合いをし、
まさに昭和のドラマでしか聞かないような「優しくしてね。」が正解なんじゃないか、という結論になった。
というか、初回のセックスって、ある程度ふつうにしそうなもんなのに、いきなりお尻たたくって、なかなかのツワモノである。またとんでもない男を釣ってきたな、と爆笑してしまったが本人はいたって真剣である。

でもとりあえずおもしろいから、なんとかもう一度セックスしてみてほしい、と個人的には思っている。