逆算したらもう余生

仕事、結婚、恋愛、すべてに疲れて混沌とする世界の狭間でひっそりと生きています。しばらくはブログ引越しの為、過去記事が多いです。

【柴犬・梅吉】突然の断食(最終更新1/26)

(20170124)

我が家の柴犬・梅吉は昨年から約1年くらい動物行動学に基づいた特別治療を行なっている。一番大きい問題であった本気噛みは、結局のところあまり解決しなかったが、「じゃあどうするか」というところを日本有数の専門家の先生と話し合えたことが非常に大きく、犬も私も以前よりずっと楽に過ごせるようになった。


うちの犬の場合、薬物治療との相性が悪く、ゴハンを食べなくなってしまう傾向にあり、最終的に抗不安剤クロミカルムを1日2回1/4錠あげ続けるのがベストバランスだという結論に達した。


しかし、気づけばここ1、2ヶ月異常な食欲を発揮していた上に、久々に噛み付いてきたりもしたため、朝のクロミカルムの量を1/2錠に増やしてみていた。
そんな微妙な増量のせいではないはずだが、突然ゴハンを食べなくなった。
最近、留守番が多くなったストレスかもしれない。
今のところ、原因は全く不明でそろそろ病院にも相談しようと思っているが、後学と似たような症状の犬で悩む人への情報共有を兼ねてとりあえず記録をつけることにした。


1/21
朝、外出の用事があったため出かけようとしたら、自分も出かけたいとばかりにリビングのドアに立ち塞がり、開けろとばかりにドアをガシガシたたく。たまにあるため、無視して外出。
帰宅後、ふつうに散歩に行き夕飯をあげたら久々に少し残す。


1/22
いつも通り、ドライフードに薬をまいたチーズをのせて朝ゴハン
たまに「チーズと半分ほどゴハンを食べて残りは散歩後」というワガママな食べわけをしているが、チーズすら口にしない。
なんだか様子が変だな、と思っていたが、この日は外出が長くなる予定で朝の散歩を2時間予定で組んでいたので、とりあえず散歩に連れて行こうとしたが、様子がややおかしい。
噛まれるかもしれないと思い、手袋をつけて首輪とリードを付けようとしたら案の定噛まれる。こちらは怒らず無表情でカーミングシグナルと言われる「まばたきで見つめる」をしながら犬が落ちつくのを待ったら、ほんの数秒で我に返り、お腹を上にして転がり噛んだところをペロペロと舐めてくれた。
いつもは、朝の散歩はトイレだけで短めで、午後の散歩で5キロ以上歩くようにしているが、おなかがすけばゴハンを食べるかもしれないため、朝から長めの散歩。
帰宅後、大好きなおやつもあげてみたが、一瞬口にしてもすぐにペッと吐き出す。
「食べないなら捨てちゃうよー」とお皿をもつ、という煽りをしても、寄ってはくるが食べようとはしない。 
さらに、朝から変な声で鳴いたり、普段しない遠吠えをしている。明らかに様子がおかしい。
ただ、単なる甘えの可能性もあり、「ゴハンを食べなければ飼い主は出かけない」という学習をされても困るため、今日のところは予定通り外出しようと決める。
いなければ食べるかもしれない、と思ったものの、夜に帰宅したときもまったく食べた形跡がなかった。
いつもは自分は寝室で寝るが、最近寂しいのかなと思ったのでリビングで一緒に寝ることにする。

1/23
夜中にしばしば犬が鳴いていたのであまり眠れず。
相変わらず朝も夜もまったく食べなかった。ドライフードではなく、大好物のチキンのウェットフードをあげたものの、まったく口をつけず。 
散歩も普通にしているが、やはりやや元気にはかけるし、ウンチの量も少ない。食べていないから当然だ。
この日、夜に仕事が入っていたのをどうしようかと迷ったが、短時間だしとりあえず行こうと思っていたら、突然3番目の猫が嘔吐と、さらに泡を吹いていた。泡を吹いていたのは初めてだったので即病院に。
結局、要観察が2匹になってしまったため、仕事をキャンセル。
結果的にこれは正解だったようで、このあと、犬が下痢になり、さらには黄色く濁ったものを大量に嘔吐。
これにより、実は今回別の病気になったのではないかという疑惑もわき、明日の様子次第では病院に連れて行こうと決意。
この日は犬は猫の部屋で寝始めていたため、自分も寝室でゆっくり休ませてもらう。

1/24
夜中に猫の部屋から出たくなったようでドアを叩いていたので出してあげる。そのまま鳴き続けるなら散歩かな、と思ったら、おとなしくひとりで寝始めたので平和に朝を迎える。猫の様子も安定。 
朝、あえていつもどおりのドライフードと猫用のドライフード(犬のより美味しいらしい)と薬入りチーズをあげたら、チーズとドライフードをほんの一口食べる。思わず目頭が熱くなったが、プレッシャーを与えないように素知らぬふりをする。
そのあと、また1時間ちょっと散歩。散歩中は元気だが、いつもどおりウンチモーションに入ったもののもう体の中が空っぽなようで、何も出ない。
帰宅した11時すぎ、動物行動学治療でお世話になっている病院に電話をし、今の状態を伝え、クロミカルムを毎食与えられない状態であげるべきかの確認をする。急にやめることができない仕様の薬なのだが、すでに少量の投薬だったため、そのまましばらく飲まなくても大丈夫だそうだ。できれば検査もそこの病院でできたらいいのだが、自分には免許がないため運転ができないので平日は連れていけない。午後に行きつけの近所の病院に行ってみます、と伝える。
まさにその電話をしているとき、犬が自ら朝の残りのドライフードを食べ始めた。通常量の半分以下だけど皿に入ってた分を完食。
どうやら最悪な状態は抜け出したようだ。
それでも午後の診察開始時間と同時に近所の病院へ。
実は梅吉がずっとお世話になり懐いていた藤原先生という先生が起業のため昨年12月で辞めてしまっていた。それ自体も開業先もご本人から直々に聞いていたが、それから初めての病院でかなり不安があった。
そして不安は的中し、残念なことに予想以上にひどい事態になった。
なぜか懐いていた看護婦さんも見当たらなくて、新人の先生が担当になったが、この先生が話せば話すほど頼りない対応や返答しかしない上に、梅吉もさらにナーバスになり、少し触られるだけで、唸り、叫び、牙を剥き大暴れ。一番危険な頭側を私が抑えていたから誰も怪我をしたりはしなかったが、聴診器が精一杯でとてもじゃないが採血や体温を測ることすらかなり厳しい状況だし、超音波エコーは梅吉には一生不可能かもしれない。いろいろ事情を話したり相談したものの、あまりに話が通じない。思い出しても腹がたつので割愛するが、最終的には梅吉が悪い子みたいな言われ方すらされ(実際良い子ではないけど)、「てめえが無能なんじゃー!」と心で叫び、それでもぐっと気持ちを抑え先生をたてて、「今日はもうこの子も限界なので帰らせてください」とお願いしたら、最終的に院長が出てきて、一瞬にして状況を把握し、こちらも納得できるベストな案にまとめてくれた。
とりあえず、ロイヤルカナンの退院サポートという、栄養価が高く、味も良い、高級療養食をあげてみたら、病院という落ちつかない場にも関わらず、梅吉は迷いなく食べた。これをいつものごはんに混ぜてあげつつ、嘔吐や下痢が続かないかを観察し、再度嘔吐したり体調に異変があれば、またできるだけ犬に負担がかからない方法をやっていこうとなった。
帰宅後、すぐにもらったゴハンをあげてみたら少量ながらも即完食。感動。
疲れたみたいで夜もぐっすり。


1/25
朝、珍しくすでに起きてたけど騒ぎもせずお利口に廊下に座っていた。猫にえさをあげるときに付いてきたから「梅もゴハン食べる?」と聞いたら、いつもゴハンを食べるキャリーに自ら入っていった。これはイケると思い、療養食とドライフードを混ぜてあげたら半分くらい食べ、その後1時間ほどの散歩から帰宅し、残りを完食。
ウンチも通常どおりしたし、朝は少なめだったのでお昼にもドライフードをあげたらそれも完食。
突然ほぼ通常モードに戻った。


今日は仕事で6時間ほど外出。
20時に帰宅したときも様子は変わりなく、療養食とドライフードを混ぜたものを完食。
おやつへの食いつきも通常どおり。
散歩に連れて出たらおしっこのみ。
21時過ぎにお風呂に入っていたらギャン泣きが聞こえる。どうやら下痢のときの鳴きだと判断し連れ出したら案の定下痢で、もうなにも出なくなるまで7、8回ウンチモーション。一度帰宅したがまた数分後同じ鳴き方。再度連れ出し、2回ほどほぼ水分のウンチ。帰宅後さらにまた鳴き出したがほんの微妙な鳴きの違いで、ただのワガママと判断し、放置。これが正解だったようで数分後にあきらめ寝始める。
今回の下痢は、急にゴハンを食べたし、いつもと違うゴハンだったから胃腸の調子が変わったのではないかという気がした。


結局、今回の断食の原因はなんだったのかを総合すると、
・留守番がいやでストレスがたまり反抗。
・変なものを拾い食いし、胃腸の調子が悪かった。
のどちらかではないかと思われる。
ただ、どちらであるかはわかりようもない上に対応も異なるため、どちらの場合もまだ様子を見ながら考えていかねばならない。


1/26
朝から完全に通常どおりのゴハンを完食。元気もある。
しかし、下痢をしたときの次の散歩ではウンチをしないことが多いが、まだお腹の調子かよくないようで下痢で4回。原因はわからないが、出させる方がいいのは間違いないので2時間近く歩く。