逆算したらもう余生

仕事、結婚、恋愛、すべてに疲れて混沌とする世界の狭間でひっそりと生きています。しばらくはブログ引越しの為、過去記事が多いです。

柴犬・本気噛みの動物行動学治療[5.しつけの経過]

(20160609)

前回の「柴犬・本気噛みの動物行動学治療[4.気持ちは伝染する]」を書いてから2ヶ月以上経過した。

今のところ毎月第一土曜に先生(とそのアシスタント3人)とカウンセリングをおこなっている。
5/1のカウンセリングで、投薬が安定したことを報告し、
口輪をつけられるようになるトレーニング、ハウスをしない問題への対処法、散歩中の引っ張り癖の対策など、実際のしつけを行い始めた。

「口輪をつけられるようになるならかなり楽になるぞ」 と期待したものの、慎重におこなうためにかなりゆっくりな段階を踏まねばならず、
おやつを使ってまずは「わっか」といったら自分から口をわっかにハメに来るようにし、口輪に口を入れた時点で「いいこ」と褒める、を一日数回繰り返す、というのをやり始めた。
レーニング開始3日後に急に警戒し始め、噛みつきそうな気配を出したため、その日は中止。
しかし翌日からまたやれた。回数を減らして慎重にすすめている。 

散歩中の引っ張り癖やハウスをしない問題は、一度解決しそうだったものの5月後半から犬の機嫌が悪くなり、おやつに興味を示さず、食欲も落ちたため、何もいうことを聞かなくなってしまった。
さらに、朝なでていた旦那に噛み付いた。
その数日後に、ハウスが嫌でプッツンして私にも噛み付いてきた。
両方久々に流血をするほどの怪我をし、このとき「薬が効いてないのではないか」という可能性を考え始めた。

そうでなくても、カウンセリングの時点で、「この投薬はいつまで続ける予定なんでしょうか」と聞いたら、「もしかしたら一生かもしれない」と言われて、ちょっとクラっとした。
というのは、今は一日二回あげているが、投薬にはコツが必要だし、この犬は私がいないとゴハンをたべなかったりするので 、今後この子のゴハンを誰にも任せられないのか、と思ったら、不安を感じないわけにはいかなかった。

そして6/4のカウンセリングで、この一ヶ月にあったことを報告した。
実はクロミカルムという抗不安剤は、「不安や恐怖」には効くが「葛藤」には効かないらしい。
梅吉の行動パターンと食欲低下でコマンドに従わないという事情からも
「薬の量を半分にしてみましょう」 ということになった。

さらに、嘔吐や下痢がたまにある、ということから、アレルギーを調べるために、状況によって使い分けていたすべてのおやつを禁止とし、メインの食事をロイヤルカナンの低分子プロテインという療養食オンリーにすることになった。
そして、ずっとやり続けてきた夜のハウスをやめることになった。
ハウス自体にトラウマが強い可能性が高いので、出しっぱなしにして、お気に入りのクレートにはいつでも入れるようにしておくこと。ただ、今のクレートはジャストすぎて狭いので、のちのちそこで寝たり、運んだりもできるように、大きめのクレートを用意する、ということになった。

たしかにハウスの必要性がもはやあまりないかもしれない、と思っていたので、そこに入らないというストレスがなくなることで非常に安堵した。

帰宅後、早速餌を変えたら、翌日の朝、今まで見たことないくらいの下痢症状で7回ウンチしてそれでもしんどそうに腰がガクガクしていた。
それからは落ち着いたものの、その3日後の昨日の夜中にも下痢。
それでももうしばらく様子を見ている。
新しいクレートには無事に入ってくれて、夜のハウスをする必要がなくなってものすごく楽になった。
その代わり、朝が早いので5時に鳴き出してしまう。それくらいは我慢して様子見。
輪っかトレーニングは、おやつではなくドライフードでしかできなくなったので、またイマイチ。

しかし、とりあえずこれでしばらくがんばる。